インサイト 2018-05-15NEW

買い方の異なる2タイプのEC客の存在が判明! ~ファッション商品買い方調査結果~:福島 江里奈

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シンクエージェントでは、専門性の高い小売分野の知見から、日常のトレンドウォッチ、ファインディングまで、マーケティング、商品企画、販売、テクノロジーを横断する知見を日々公開していきます。皆様のご意見・ご感想などをぜひお寄せください。

前回の自主調査アンケート では、ファッション購入金額が高いインスタユーザー、WEARユーザー、メルカリユーザーのファッション商品の買い方や価値観を調査しましたが、今回は更に、ECで買い物をするときのデバイスの使い分け方具体的なECの活用方法、実店舗の接客に求めるものなどネットとリアルを横断した買い物行動全般について調査しました。詳細レポートはページ下部からダウンロードしていただけるとして、結果の概要をお伝えしていきます。

今回の調査では、月間ファッション購入金額が5千円以上かつ、スマートフォン/パソコン/タブレットのいずれかのデバイスを所有していることを条件に全国の20代~50代の男女にアンケートを配信しました。回収したサンプル数は336名です。

さらに、購買チャネル、EC利用時のメインデバイス、デバイス利用方法(使い分けをしているか)の観点から以下の7つのセグメントを設定し、クロス集計をしてそれぞれの傾向を明らかにしました。

 【全体傾向】実店舗派は6割、EC派と使い分け派はそれぞれ2割

購入チャネルの比率に関する質問では、「ほぼ店舗」が約27%で最も多く、次いで「実店舗が7割、ECが3割」で約22%という結果になりました。どちらが多いかという点で分けると実店舗の方が多い人が6割でした。EC利用時のデバイスはスマートフォンが約47%と最も多いですが、パソコンも42%とそれほど差がなく、日中の移動中などの隙間時間にスマホで見たものを帰宅後に自宅のパソコンでじっくり検討して購入していたり、週末にまとめて購入していたりする買い方が想像できます。さらに、スマートフォンとパソコンで買い方に違いがある人は約54%で、購入する商品の価格帯によって使い分けをしている傾向が見られます。

 実店舗とECの併用派とデバイス使い分け派はショールミング/ウェブルーミング行動をしている!

ファッション購入金額の高い実店舗とECの併用派は、荷物にならないから色サイズが揃っているからという理由でECを使っている人が他セグメントよりも多く、欲しい商品が決まっている状態で利便性や在庫面からあえてECで買っている傾向(=ショールーミング行動)が見られました。

ECの活用方法についての質問でも、雑誌やインスタグラムで欲しいと思ったものをECで検索する行動(=レジツールとして活用)や、実店舗に行く前に新商品情報をチェックする行動(=ウェブルーミング行動)がEC派よりも多く見られ、ECサイト内だけで完結せずに、雑誌やインスタグラムのビジュアル訴求や実店舗でのインスピレーションや接客も意思決定の後押しになっていることが考えられます。

さらに、詳細レポートの方では実店舗の接客では何を求めているのかECの情報だけで買えてしまうアイテムは何か、どんな価値観を持っているかなどの質問もしており、ECと実店舗の使い分け意識が明らかになっています。詳細が気になった方は是非以下からダウンロードしてください。

最新!ファッション商品の買い方調査レポートはこちら

オムニチャネル推進チーム
アソシエイト・コンサルタント

福島 江里奈

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